2023年03月10日

研修会報告 R5/2/11 臨床血液部門第2回研修会

 臨床血液部門第2回研修会はzoomを用いたweb開催で行いました。参加申し込み時に日頃の血液検査業務で悩んでいることなどをご回答いただき、それらについてディスカッションする企画を行いました。精度管理の方法やEDTA依存性偽性血小板減少への対応、出血時間の各施設の現状など多岐に渡って議論することができ、有意義であった企画でした。教育講演では天理よろづ相談所病院の下村大樹先生に「自施設でできる凝固線溶異常データの対処法」についてご講演いただきました。フィブリノゲンの異常低値に対する対応やFDP・Dダイマーの乖離への対応、APTT延長例の考え方など、どんな規模の施設でも起こり得る凝固線溶異常データへの対応の仕方をご丁寧に教えていただき、普段凝固検査に苦手意識がある方にも分かりやすいご講演でした。部門長 結城 智嗣
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2023年03月06日

研修会報告 R5/2/4 臨床生理機能研修会

 令和4年度山臨技臨床生理機能部門研修会を令和5年2月4日にWebにて開催しました。
広南病院脳神経内科の大沼歩先生より「てんかんの脳波所見は発作時と発作間欠期とでは異なる」、日本大学医学部附属板橋病院循環器内科の新井陸先生より「ST上昇型心筋梗塞とST上昇する疾患の心電図に強くなる」と題して、それぞれご講演いただきました。両先生ともに大変分かりやすく解説していただき、すぐに役立つ内容でした。
特別企画では、認定資格取得者より生の声を届けていただきました。皆様のモチベーションアップに繋がる内容だったと思います。多数のご参加ありがとうございました。 部門長 風間 知之
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2023年02月24日

令和4年度 臨床一般部門研修会&大腸がん検診従事者講習会

令和5年2月5日(日)、Webにて臨床一般部門研修会を行い、35名の参加がありました。
 web研修会も3年目となり、運営も参加者もスムーズな研修が行えました。学会レビューを公立置賜総合病院の菅原 杏香技師に、栄研化学株式会社マーケティング一部の阿部 雅仁氏からは便潜血検査の講演を、アークレイマーケティング株式会社の柴ア 涼氏にからは尿定性の講義を、尿沈渣の基礎として表皮細胞と円柱についての講演を仙台市立病院の白井竜二技師にお願いでき、今年度も大変有意義な時間を得ることが出来ました。R4一般.jpg
 昨年度はレアな異形細胞の鑑別法など経験者向けの内容となっていたので、今年度は尿沈渣の基礎として、基本型と特殊型の尿沈渣成分の鑑別の仕方と言語化(定型的な表現の仕方)を講義していただきました。きっと新規参加者の会員にも理解を深めて頂けたと思います。一人でも多くの参加者がこの会をきっかけに一般部門を好きになって下さることを願っています。
部門長 森谷 美香
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2023年02月22日

山形県合同輸血療法委員会看護師部会主催山臨技輸血細胞治療部門(共催)研修会

今回の企画は前々からの念願だったのですが、輸血細胞治療部門としても初の試みとなりました。山形県合同輸血療法委員会看護師部会と共催という形で開催することができました。昨年12月に実施した輸血細胞治療部門研修会で寄せられた看護師への質問に対し、臨床輸血認定看護師のみなさんが回答してくださいました。看護師からの質問には、輸血細胞治療部門員が回答しました。看護師と検査技師の職種連携も兼ねて、お互いの疑問解決に役立つ充実した1時間だったと思います。輸血検査01.jpg
週始めの月曜日、業務終了後の開催でしたが、12施設から多数の方々にご参加いただきました。アンケートでも好評の感想をいただき、ありがとうございました。輸血検査002.jpg                               輸血細胞治療部門長 加藤 美加       
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2023年02月07日

令和4年度 第1回臨床血液部門研修会報告

 臨床血液部門としては、2年ぶりの現地開催の研修会でした。昨年夏のweb開催になった日本検査血液学会のレビューを行い、学会ではできなかった白熱したディスカッションが出来て良かったです。R4血液 第1回.jpg
R4 血液2.jpg
特別講演では今年度でご退官される山形大学大学院医学系研究科血液・細胞治療内科学講座教授の石澤 賢一先生に、血液疾患について多岐にわたるご講演をいただき、また明日からの検査業務の糧になるような研修会になりました。
結城 智嗣 部門長
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2023年01月24日

令和4年度輸血細胞治療部門研修 R4/12/18 令和4年度輸血細胞治療部門研修会

今年度も対面での実技研修会は開催できませんでしたが、ぜひ実習メインの研修会にしたいと考え、昨年同様、検体を送付する形式で企画しました。11月末から12月初旬に各自で実習&机上問題に取り組み、12月18日にWebで解答・解説、Q&Aを視聴していただきました。部門員一同、メールやWeb会議で何度も話し合い、準備を進めてきました。実技+Web両方に参加することを申込条件としたにも関わらず、昨年より多くの方に申込みいただき、感謝申し上げます。
今回は「検査結果から考えられること」をテーマに、予期せぬ反応の理由を問題文と結果から解釈・考察する流れにしました。また、検体3本の凝集判定ですが、実はまったく同じものでした。真剣に取り組んでいただき、本当にありがとうございました!
 部門長 加藤 美加
輸血研修会改.jpg
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